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ハガキフレームへの額装のお話



ハガキフレームはサイズが均一ではない?

額縁には規格サイズがあります。 フレームのデザインや太さによって額縁の外寸(一番外側の見える大きさ)は様々になりますが、内寸(額縁の裏板サイズ=中に入れることができるサイズ)は定められた規格のサイズがあります。

ですが、写真を見ていただくと分かるように、ハガキフレームはその内寸がバラバラなので注意が必要です。


ハガキ、ポストカードのサイズの種類の多さ

これは、額縁に入れるハガキ、ポストカードのサイズの種類が多い為です。 画材店で見かける、水彩紙のハガキサイズは、日本郵便はがきサイズの100×148㎜がほとんど。海外のブランドの水彩紙もそうなのは、日本国内販売のメーカーが日本のサイズに合わせて断裁販売しているからだと思われます。

海外版をそのまま販売しているものや、耳付き和紙のようなものは例外的にサイズが違います。


ですが、印刷されたポストカードは郵便はがきサイズとは限りません。 青葉画荘の店頭で販売しているものも、サイズはバラバラです。 それもあって、ハガキフレームは各メーカー毎の意図や基準によってサイズがバラバラです。 「額縁に入らなかったから、ポストカードを切るしかなかった」となってしまうのは悲しいので、マット額装はぜずに額縁にそのまま入れたいという場合は、お手元のポストカードのサイズを測った上で、額縁をお求めください。




ATC(64㎜×89㎜)の額装も、サイズに合わせて額装加工承ります。

青葉画荘では、ATC(アーティストトレーディングカード)をハガキフレームに額装する用に、ATC用マットを2種類(100×150㎜、103×150㎜)を店頭販売しております。 それに合うサイズの額縁も分かるように表記をしているのですが、それ以外のフレームによってはこんな風にスカスカになってしまいます。これは額縁屋としては悲しい…。


額縁の種類を限定せずに額装するのが一番ですので、ぜひサイズをお測りしてぴったりなマット加工をさせていただければと思います。




ハガキフレームは深さがあまりない

額装する上でのもう一つ悩みが、フレームの深さです。 ハガキフレームは元々、ハガキの紙一枚を入れるようにできているので、深さがあまりないものが多いです。

アクリル板2㎜、裏板2㎜、マット2㎜…となると深さにほとんど余裕が無く、ATCボードなど厚みがあるものを入れようとすると裏板が閉まらないということもあります。

その場合は深さのある額縁を探してご提案するのですが、どうしてもこの額縁のデザインがいい、という場合がありますよね。



裏板が浮いてしまった場合の対処法

もしも、深さが足りなくて裏板が少し浮いてしまった場合の対処法は、 1.マット台紙を1㎜厚など薄いものに変える 2.裏板を薄いものに変える 3.裏板をとめているトンボのねじを少し緩める

4.どろ足という深さを追加する加工をする

などの対処法があります。 どれも難しい場合は、「段金具」というものがあります。



段金具…トンボと付け替えて裏板を固定する

段金具は階段のような段がついている裏板の留め金具です。 額縁の深さが足りなくて額装した時に裏板が少し浮いてしまうという場合は、もともとついているトンボを外して、段金具に付け替えて裏板を固定することもできます。



こちらの段金具は、弊社通販サイト・画材販売.jpでも取り扱っております。 よろしければ、こちらからお求めください。


ハガキサイズの作品を描くこと、またはグッズや記念で購入することの多いポストカード。 額縁に入れてドレスアップさせてお部屋に飾ると、とても素敵ですよね。 額縁選びの参考にしていただけましたら幸いです。 また、作品をお持ちの上スタッフまでご相談いただければ、ぴったりのフォトフレームを一緒にお探ししたり、マットをつけてアート作品のようにする額装をご提案させていただきます。 ご来店お待ちしております。 オンライン通販にて「青葉画荘スタッフセレクト額縁×マット ポストカード用額装額」のお取り扱いもございます。

ナチュラルな乳白色の木目に、オススメのマットを合わせた額装品です。マットの窓の内寸は140×95㎜なので、郵便はがきサイズのものに丁度良いサイズです。大きめのポストカードサイズを額装する場合は、マットが作品に被る部分が増えますので、ご了承ください。

画材販売.jp「青葉画荘スタッフセレクト額縁×マット ポストカード用額装額」 PlantBrown

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